車の乗り降りをするときに、便利なアシストグリップ。座席位置が高いミニバンには当たり前のように付いている装備ですが、もちろんNV200にはありません。
僕は、もう慣れてしまいましたが、同乗者は乗り降りが大変そうなので、助手席側にアシストグリップを取り付けました。
取り付け方は、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
参考 『ナイスなアシスト!NV200』ハマりMONOこの記事の目次
取り付け概要
- ピラーにブラインドナットでねじ山を作り、アシストグリップをボルト止めする。
- ピラートリムは中空なので、高さを合わせたスペーサーを入れて、ボルトを締め込めるようにする。
作業自体はそれほど難しくありません。
使用した部品
使用した主な部品は次のとおりです。
- アシストグリップ
- ブラインドナット
- 高ナット 5/16 25mm x1、M8 30mm x1
- M6ボルト 50mm x1、55mm x1
アシストグリップ
アシストグリップは、リアのアシストグリップを流用しました。パーツNo73940-CX110です。
スペーサーは丸型のカラーが一般的ですが、肉厚なものは高価だったので、参考にさせていただいたサイトに習って、高ナットで代用しました。
M6のボルトが通って、ある程度厚みがあれば何でも大丈夫です。
アシストグリップの取り付け位置
ピラートリム取り外し
ピラートリムは、2個のクリップで止まっているので、手前に引っ張ると外れます。
少し固いので、内張り剥がしがあると楽ですが、ウェザーストリップを少しずらせば、手だけでも外せました。
取り付けの位置決め
アシストグリップを取り付ける位置を決めます。クリップのある場所に穴あけする方法もありますが、クリップは残すことにしました。
トリムの裏側に補強があるので、取り付け位置は必然的に決まってきます。補強のリブを避けて右か左かというところです。今回は、印の位置に取り付けることにしました。
アシストグリップ自体が別のものですが、オーテックジャパンの画像も参考に。
日産:ライフケアビークル(福祉車両)|NV200バネット チェアキャブ|装備・操作方法・寸法
ちなみに、純正の乗降用グリップの取り付けは、ごついステーを付けたりと大変な作業のようです。
参考 NV200を快適化♪その1キャンピングカーランドアシストグリップ取り付け
ピラートリム穴あけ
取り付け位置が決まったら、トリムに穴あけします。穴は6φであけました。
まずは片側の穴位置を決めて穴あけ。
裏側の補強リブが高ナットに当たったので少し削りました。
アシストグリップを仮止めして、反対側にも穴をあけます。
鉄板穴あけ
穴位置のけがき
トリムを戻して、穴位置をピラーの鉄板にけがきます。手持ちのドライバーが6φくらいだったので、ドライバーを刺して位置を出しました。
先に貼っておいたマスキングテープに、ドライバーを刺した跡がついています。
穴あけ
ブラインドナットの指定の穴径は、9.1mmですが、半端なサイズは持っていないので、9mmのドリル使いました。穴あけで多少ブレるので穴も広がりますが、キツい場合は、ドリルを斜めに入れて少し削ります。
ポンチで印をつけて、ドリルで穴あけします。下側は鉄板が中にもう一枚あるのでそこも穴あけします。
穴あけの際は、下にテープを貼っておくと切り粉の飛散を多少防げます。ケガには注意してください。
ブラインドナットの固定
穴あけをしたら、ブラインドナットを取り付けます。
ブラインドナットは、エビのちょっとナッターM6サイズを使いました。ナッター(かしめる工具)がなくても、メガネと六角レンチでブラインドナットをかしめることができる便利な商品です。
ブラインドナットを入れて、マンドリル(付属の治具)をメガネで押さえて、六角レンチで締めればOKです。強めに締めて、しっかりかしめます。
ブラインドナットの取り付けが終わりました。
スペーサーの高さ確認
アシストグリップを取り付ける前に、トリムを1度ピラーにはめて、スペーサーの高さを確認します。
トリムの中に入れるスペーサーの高さが合っていないと、トリムがはまらなかったり、ボルトを締めたときにトリムが破損する可能性があります。
30mmのスペーサー側はだいたい合っている感じで、25mm側は少し高さが足りなかったので、ワッシャーを2枚追加して調整しました。
リツくん
グリップ取り付け
トリムとアシストグリップにボルトを通して、高ナットを入れておきます。
脱落防止ワッシャーを入れてもよさそうですが、頻繁に外す場所でもないので使いませんでした。
高ナットを落とさないように気を付けながらトリムを戻して、ボルトを締めたら取り付け完成です。
もともと付いていたクリップは、外してしまってもよいかもしれません。
完成
先駆者のおかげで、無事に取り付けることができました。注意点は、トリムと鉄板の穴位置を、少し慎重に合わせることくらいでしょうか。
実際につかまって乗ってみましたが、強度も十分ありそうです。ぶら下がったりはしない方がよいと思います。
リツくん