車の天井に調光付きLEDダウンライトを取り付けました

車の天井に調光付きLEDダウンライトを取り付けました

知人の車の天井にLEDダウンライトを取り付けました。

ポップアップルーフ付きの車両ですが、取り付けた場所は車の天井(ルーフライニング)なので、ほかの車でも同じような手順でダウンライトの取り付けが可能です。

リツくん

ダウンライトをつけると雰囲気がよくなりますね。

使用したパーツ

車の天井にLEDダウンライトを取り付けるのに使った部品

NV200にダウンライトを取り付けたときと同様に、主なパーツはLEDパラダイスで購入しました。

調光付きLEDダウンライトを板張りした車の天井に取り付けNV200 調光付きLEDダウンライトを板張りした車の天井に取り付け

LEDダウンライト

車の天井に取り付けたLEDダウンライト

LEDダウンライトは、色温度を4種類 (昼光色・昼白色・ナチュラルホワイト・電球色) から選べます。今回は落ち着いた感じの電球色にしました。

ミニバンの後席や荷室に使う場合は、4〜6個で結構明るくなります。今回は天井の形状の関係で5個使いました。

調光器

LEDダウンライトの調光器

調光器を入れてダウンライトの明るさを変えられるようにしました。調光が必要なければ、ロッカスイッチでオンオフするのが簡単です。

このほか、分岐ターミナルやDCプラグケーブルなどもまとめて揃えました。

配線について

配線図

LEDダウンライトの配線図

配線は、シガープラグと外部電源(12V ACアダプタ)を5極リレーで切り替え > 調光器 > ダウンライトという流れになります。

ポイントとしては

  • 電源は車のシガーソケット(ACC電源)、ポータブル電源、外部電源(12Vアダプタ)の3箇所からとれるようにします。

配線についての補足

電源の切り替えにリレーを使っているので少しわかりづらいかもしれませんが、単純にシガープラグから電源を取ってダウンライトを点灯する場合は、シガープラグ > 調光器 > 分配器 > ダウンライトの接続です。

LEDダウンライトの配線図
注意
適宜ヒューズを入れたり適した太さの配線を使って下さい。

車両シガーソケット(ACC電源)とポータブル電源の切替

エーモン 電源プラグ 1537 シガープラグ

シガープラグを使って普段は車のシガーソケット(ACC電源)から給電し、車中泊時はポータブル電源に差し替えて使います。

シガープラグはエーモンの電源プラグ 1537を使いました。

MEMO
調光器を使わない場合は、スイッチ付きの電源プラグでON-OFFするのもシンプルでよさそうです。

外部電源との切替

AC100V外部電源用の12V ACアダプタと5極リレー

AC100Vの外部電源も使える車なので12VのACアダプターと5極リレーを追加して、外部電源使用時は自動で切り替わるようにします。

ACアダプタは、ほかの部品と一緒にLEDパラダイスで購入しておきました。余裕をみて3A出力のタイプを使いました。

リレーはエーモンのコンパクトリレー 3234を使用。

エーモン 5極コンパクトリレー3224に逆起電力防止のダイオード取り付け

念のため、リレーには逆起電力防止にダイオードを入れておきます。

5極リレーの配線

5極リレーの配線

リレーの配線は、シガープラグを常時通電、ACアダプタがオンになるとそちらに切り替わるように接続します。

調光器の加工

調光器の加工

前回ダウンライトを取り付けたときも調光器を加工しましたが、今回もちょうどいい調光器の取り付け場所がないので、分解してボリューム(可変抵抗器)を取り出し、本体は見えない場所に設置して延長ケーブルでつないで使うことにします。

今回使った調光器は加工するのが大変なので、ほかの使いやすそうな調光器を探してみました。

LEDダウンライトの調光器を加工して、ボリュームノブを好きな場所に取り付けLEDダウンライトの調光器を加工して、ボリュームノブを好きな場所に取り付け
注意
調光器の加工は問題が起きる可能性もあるので、調光器をそのまま使うかスイッチでのオンオフをおすすめします。分解する場合は全て自己責任で行ってください。

各パーツの取り付け

アダプタ、調光器などの固定

スライドドアのステップにまとめた電源関係の部品

ACアダプタ、リレー、調光器などは、まとめて合板に固定し、スライドドアのステップの空いている場所へ取り付けました。

ダウンライトへの配線

LEDダウンライトの電源ラインの配線

ダウンライトの電源ライン(調光器の出力)は、ピラートリム内を通して天井へもっていき分配器につなぎます。

ルーフライニングの中はスペースがなかったので、分配器はピラー内へ結束バンドで固定しました。

ボリュームの取り付け

調光器のボリュームノブは、天井にちょうどよさそうなプラスチックのパネルがあったので、そこに取り付けることにしました。

ボリュームへの配線

加工した調光器の配線

調光器とボリュームをつなぐ延長の配線も、ダウンライトの電源と同様にピラー内を通して天井まで引っ張りました。

調光器のボリュームノブ取り付け

アルミパネルを使ってボリュームを固定しました。

シガープラグの取り付け

シガーソケットからLEDダウンライトへ電源供給

この車は3列目シートのあたりにシガーソケットがあったので、近くの小物入れに穴をあけて、シガープラグの配線を通しました。

ポータブルバッテリーからLEDダウンライトに電源供給

普段はシガーソケット(ACC電源)に挿して車から電源供給し、車中泊時などの停車中はポータブルバッテリーに差し替えて使います。

MEMO
車両の常時電源から電源をとれば停車中もダウンライトが使えますが、バッテリー上がりになる可能性が高いのでおすすめしません。

ダウンライトの取り付け

リツくん

いよいよダウンライトの取り付けです。

ルーフライニングに穴あけ

車の天井(ルーフライニング)にLEDダウンライト用の穴あけ

LEDダウンライトの説明書にφ55で穴あけするように書かれていました。(素材に合わせて要調整)

LEDダウンライトのページにも詳しいダウンライトの取り付けの説明があります。

ルーフライニングの穴あけは、素材に合わせてサークルカッターやコンパスとカッターなどであけてください。

リツくん

穴あけは失敗できないので慎重に。
MEMO
ルーフライニングの中に配線や補強の鉄板があったりするので、位置決めも少し慎重に行ってください。

分配器とダウンライト間の配線

ダウンライトにもともと付いている配線は1.5m程なので、届かない所は延長しておきます。

配線はエーモンの0.2sqのダブルコードを使いました。

LEDダウンライトの配線

ついでに、ライトの近くにカプラーをつけて取り外しできるようにしました。

配線が楽になるのと、万一LEDが故障したときもそこだけ交換できるので、ピラートリムを外したりする手間がなくなります。

MEMO
カプラーは必要に応じて取り付けてください。
LEDダウンライトの分配器

ダウンライトの配線を分配器と接続。

車の天井のLEDダウンライトの配線

針金や配線通しを使って、ルーフライニングにあけた穴へ配線を持ってきます。

ダウンライトの固定

車の天井にLEDダウンライトを取り付け

ダウンライトを固定する前に、コネクタをつないで点灯テストしておき、問題がなければダウンライトをルーフライニングにはめ込みます。

完成

車の天井にLEDダウンライトを取り付け

外した内張りを戻したら完成です。無事にダウンライトを取り付けることができました。

点灯してみると明るさも十分です。


調光器を加工したので配線がわかりづらくなってしまったかもしれませんが、シガープラグ > 調光器 > ダウンライトの接続と考えれば、それほど難しいところはありません。

リツくん

車中泊をするときなどダウンライトがあるととっても便利です。雰囲気もよくなるので、ぜひ取り付けてみてください。
注意
安全には十分配慮して作業してください。