車中泊をしていると、「家族の寝返りでクルマが揺れて目が覚めてしまった」なんてこともありますね。
クルマには走行中の乗り心地をよくするためにサスペンションが付いているので、どうしてもふわふわと揺れてしまいます。車高の高いクルマ、ポップアップルーフのクルマはなおさらです。
今回は車中泊でぐっすり眠るために、比較的手軽にできるクルマの揺れ対策を紹介します。
この記事の目次
クルマの揺れを抑える方法
クルマの揺れを抑えるにはジャッキアップしてウマをかけるのが一番ですが、そんなことをしていたら怪しいクルマになってしまいますね。
現実的なところでは、床束を使ってクルマの揺れを抑える方法があります。
床束でクルマを固定 (ジャッキアップ)
床束とは
床束は床を支える建材です。床を支えるものなので頑丈に作られています。
タイプによって構造が多少違いますが、ネジを回して高さの調整ができるので、ジャッキ代わりに使ってクルマの揺れを抑えます。
床束の種類
床束は金属製や樹脂製など、さまざまなタイプがあります。
フクビ化学工業 マルチポスト
フクビ化学工業 プラ木レン
城東テクノ ゆかづか
城東テクノ YTB束
使いやすそうなものをいくつか挙げてみました。
金属製はボディに当てたりしないように気を遣いますが、脚が細いのでコンパクトに収納できます。樹脂製は手軽に使える反面、収納時に少しかさばります。
高さはクルマに合わせて選びますが、駐車する地面が平らでないこともあるので、調整幅に少し余裕があるものがおすすめです。
リツくん
床束の使い方
床束4本を車両のジャッキポイントにそれぞれ当てて使っています。
クルマを持ち上げるというよりは、床束を上げていって軽く当たるくらいで支えるような感じです。
完全に揺れをなくすことはできませんが、揺れはかなり抑えられます。
色が黒いものだと使っていても目立ちませんね。
さいごに
今乗っているNV200は、足回りが硬めなので揺れが気になることは少ないですが、前のクルマは揺れてよく目が覚めてしまったので、ときどき床束で簡易的にジャッキアップして車中泊をしていました。
車高の高いクルマのほかに、乗用車のように足回りが柔らかいクルマにも効果的です。
床束は種類がいくつかあるので、使いやすいものを選んでください。ジャッキポイントに使えそうか確認も忘れずに!
リツくん