羽目板で板張りした天井にLEDダウンライトを取り付けました。
電池式のランタンも手軽でいいですが、車両に照明が付いているとやっぱり便利ですね。
調光器も入れたので好きな明るさに調光できます。
使用したパーツ
LEDダウンライト
ダウンライトは、LEDパラダイスの12V車用LEDダウンライト 3W 15LED[4048]の電球色のタイプを6個使いました。
LEDダウンライトの色温度は4種類あるので、昼白色なども好みで選べます。消費電力は1個あたり2.76W(13.8V時)なので、6個使っても18W、1.5A程度です。
調光器
調光器もLEDパラダイスの調光器 DC12-24V 30A[8179]を使いました。ほかのタイプの調光器もいくつかあります。
調光が必要なければ、ロッカスイッチでオンオフするのが簡単です。
そのほかのパーツ
ダウンライトや調光器のほかにも、配線に使うパーツもまとめて購入しておきました。
楽天市場にも同系列のショップがありますが、一部の商品しか扱いがないようです。
電源の取り方
ダウンライトの電源は、ポータブルバッテリー、車両 (アクセサリー電源)、外部電源の3ヶ所から取れるようにしました。
ポータブルバッテリー
車中泊するときはポータブルバッテリーを使っているので、シガープラグを使って給電します。
車両 (アクセサリー電源)
日常ではダウンライトを使うことは少ないですが、助手席の下に増設したシガーソケット(ACC電源)に挿して電源供給できるようにしています。
外部電源
外部電源も取り込めるようにして100V-12Vのコンバータも積んでいるので、キャンプ場の電源付きサイトやRVパークなど外部電源が使える場所ではリレーで切り替わるようにしています。
NV200 キャンピングカー装備 外部電源入力コネクタの取り付け配線
ざっくりとした配線の流れは、シガープラグと外部電源の12Vコンバータをリレーで切り替え > 調光器 > ダウンライトという形です。
別の記事でも同様の作業をしたので併せてご覧ください。
車の天井に調光付きLEDダウンライトを取り付けましたパーツの設置場所
電源関係の部品は助手席の下にまとめています。
調光器の加工
調光器はそのまま使ってもいいのですが、設置場所に困ったので分解して配線を延長し、ボリューム(可変抵抗器)だけ手の届くところへ取り付けて使うようにしました。
調光器に付いていたボリュームは外して、別のものを使っています。
配線は結果的に3m近く延長することになってしまいましたが、今のところは正常に動いています。ただ、ノイズの影響などで問題が起きることも考えられるので、延長加工はあまりおすすめしません。
今回使った調光器は加工するのが大変なので、ほかの使いやすそうな調光器を探してみました。
LEDダウンライトの調光器を加工して、ボリュームノブを好きな場所に取り付け調光のボリュームノブの取り付け場所
調光のボリュームノブは使いやすく邪魔にならない場所を考えて、ルームランプのすぐ近くの天井に張った羽目板に取り付けることにしました。車内で寝るときも手を伸ばせば届く位置です。
ボリューム固定用パネルの制作
羽目板には直接ボリュームを付けられないので、アルミ板を加工してパネルを作りました。
表面は耐水ペーパーでヘアライン調の仕上げにしてみました。
ボリューム線の延長
助手席下の調光器から天井のボリュームノブまでをつなぐ配線は、Bピラーを通そうとしましたが上側が抜けている場所がなさそうです。
ほかに通りそうなところを探すと、助手席ドアのウェザーストリップにちょうどよい隙間があったので、そこを通しました。上下もうまく隠れるので配線の露出もありません。
天井のボリュームノブを付ける位置まで延長した配線をもってきます。
ボリュームノブの取り付け
羽目板にも穴を開けてボリュームノブをコネクタでつなぎ、パネルを木ねじで固定します。
もとのノブが味気なかったので、チキンヘッドノブを付けてみました。
電源の配線
調光器から分配器まで
ダウンライトの電源ラインは、助手席の下の調光器の出力をAピラーを通してBピラーの上まで持ってきました。
以前、天井の制振、断熱をしたときに通しておいたのでAピラー経由ですが、Bピラーのウェザーストリップを通してもよさそうです。
分配器につないでおきます。
分配器からダウンライトまで
ダウンライトにコネクタ取り付け
ダウンライトはコネクタをつけて切り離せるようにしました。取り付けが楽になるのと、寿命が長いLEDですが壊れる可能性はゼロではないので、万が一故障したときも天井を降ろさなくて済みます。
コネクタはエーモンのエーモン カプラー2極 2810を使いました。
分配器からダウンライトの位置まで配線を回します。ダウンライトの配線は1.5mなので、届かないところはエーモンの0.2sqのコードで延長しました。
羽目板へダウンライトの取り付け
羽目板の穴あけ
羽目板の穴あけは、自在錐を使いました。
自在錐は1方向だけでなく両面から開けた方がバリが出ず、きれいな穴あけができました。
リツくん
ダウンライトの固定方法
ダウンライトには、もともと固定用のステーが付いていますが、羽目板にはうまく止められそうにないので、リベットをドリルで揉んで外しました。
ダウンライトの固定は、穴あけした羽目板の上に固定用の下地(角材)を入れて、そこにねじで止めることにしました。
ショートする可能性があるので、プラスチックワッシャーを入れてねじ止めしています。
ダウンライトのカバーを戻したら完成です。
完成
6個をフルで点灯すると、食事や着替えのときなどに十分な明るさになります。
くつろぐときはフル点灯だと少し明るすぎるので、調光もできると便利です。
サブバッテリーを積んでいる方は照明もつけていることが多いと思いますが、ポータブルバッテリーでもシガープラグを使って手軽に運用ができます。