車中泊をするときに必要になるのが、外の灯りや日差しを遮ってプライバシーも保てる窓のシェードです。まぶしかったり、人目が気になるとゆっくり休むことができませんね。
今回はプラダンを使って自作したシェードを紹介します。
プラダンシェードは、窓に直接空気が触れなくなるので結露も減り、空気層があるので多少の断熱性もあります。
リツくん
必要な材料
- プラダン
- 型取り用のビニールや新聞紙
必要な材料は、プラダンと窓の型取りに使うビニールや新聞紙くらいです。
プラダン
プラダンとは、プラスチック製のダンボールです。ホームセンターなどで販売されています。
色は、白、黒、青などから選べますが、外から見たときに違和感がないのは黒色です。車内を明るくしたい場合は、ほかの色もいいかもしれません。
厚みは4mmのものがトリムや窓枠にはめるのに収まりがよかったです。
プラダンは大きいサイズで910x1820mmなので、購入前に窓の大きさを測っておきましょう。
窓の型取り
ビニールや新聞紙などで窓の型取りをしていきます。今回はビニール袋をカットして使いました。
ビニールで型取り
霧吹きで窓を軽く湿らせると、ビニールが密着して型取りがしやすくなります。
プラダンは、窓枠やトリム(内張り)にはめて固定するので、窓よりも大きめに型取ります。バンの場合は鉄板に沿って、乗用車はトリムに沿ってペンで線を引いていきます。
窓が左右対称であれば、片側だけ型取りすれば大丈夫です。
ビニールのカット
けがいた線に沿ってビニールをカットします。
薄いビニールなどで切りづらい場合は、裏面から養生テープなどを貼って補強すると切りやすくなります。あとでプラダンに写すときも書きやすいです。
型紙ができました。
プラダンのカット
プラダンにカットラインを写す
プラダンにビニールをあてて、位置がずれないように気を付けながら外周に線を引いていきます。
プラダンの目方向は気にしなくてもよいかもしれませんが、僕はガラスに対して縦になるようにしました。
黒いプラダンに黒マジックでも特に問題ありません。
カット
線に沿ってはさみでカットします。カッターを使う場合はケガをしないように気を付けてください。ここでも迷ったら大きめにしておきます。
丁寧に型取りをしたつもりでも1発で合うことはほぼないので、窓に合わせながら大きな部分をカットして、うまくトリムにはまるように調整していきます。
切りすぎると光が漏れたり固定できなくなるので、少しずつカットします。反対側の窓は、調整したプラダンから型を取ると時間が短縮できます。
大きな面は2分割
リアウィンドウなどの大きなガラスは、1枚で作ると収納時にかさばるので2分割にしています。
2枚が少し重なるようにすれば、光が漏れることもありません。
取り外し用のタブ
プラダンがピッタリはまると外すのが大変なので、テープを貼って取り外し用のタブを付けておきます。タブがあれば引っ張って簡単に外せます。
また、どこの窓用かわかるようにメモを書いておくと取り付けがスムーズにできます。
リツくん
完成
ぴったり作ると、日中でも光が漏れることもありません。また、トリムにしっかりはまるので「朝起きたら外れていた」というようなこともないです。
フロントガラスは市販のサンシェードなどを使って、運転席からバックドアまでプラダンで作れば、低コストなシェードのできあがりです。
長く使うことを考えると、断熱効果の高そうな市販のシェードを買ってしまうのもいいですね。