【キャンパーバン製作】クルマのDIYで気を付けたい6つのポイント

【キャンパーバン製作】クルマのDIYで気を付けたい6つのポイント

内装の板張りやダウンライトの取り付け、ベッドの製作など、キャンピングカー仕様にクルマのDIYをするときに気を付けているポイントをまとめました。

1. 安全を第一に考える

クルマのDIYは楽しいものですが、気を付けないとケガをしてしまうこともあります。ケガや事故を防ぐために、安全を意識して作業することが大切です

制作中の事故

DIYでは、いろいろな工具を使うことになりますが、特に電動工具を使うときは注意が必要です。

たとえば、工具の刃を交換するときは電源プラグを抜く、回転する工具を使うときは軍手をしない、粉塵の出る作業は保護メガネをかけるなど、当たり前のことですが、気を付けることはたくさんあります。

面倒に感じるときもありますが、ケガをしないために大切なことです。

交通事故

クルマには交通事故がつきものです。どんなに自分が安全運転をしていても、追突されてしまうこともあります。

万が一、事故にあったときに、取り付けた家具で余計なケガをしないよう、設置場所や固定方法などはよく考えたいところです。

電気関係

サブバッテリーやインバータなど、電装品を取り付けることもありますね。パーツの選択、配線やヒューズなど、電気の知識がないと難しい部分です。

わからないことを、見よう見まねですすめてしまうのは危険です。キャンピングカーの炎上事故のニュースもときどき見かけます。

難しいことは、身近な知識のある方に相談したり、プロに頼むのもひとつの方法です。

2. 実際に使うときのことを考える

車中泊のスタイルは人それぞれですが、車内をDIYするときに共通して言えるのは、実際の使いやすさが大事だということです。

いくらデザインがよくても、使い勝手が悪かったら嫌になってしまいますよね。

荷物の収納スペース

荷物の収納スペースはとても重要です。広いベッドがあっても、収納場所がないと荷物だらけになってしまいます

短期間の車中泊のほか、長期の旅行に持っていく荷物も想定して、収納場所は余裕をもって作りましょう

同じように、荷物の取り出しやすさも重要です。使いたい荷物を取り出すのにひと苦労するような収納も困ってしまいますね。

リツくん

スマホや飲み物など、小物を置く場所もあると便利です。

雨の日の車中泊

車中泊をするのは晴れの日だけではありません。雨の日のことを考えておくのも大切です。

クルマの乗り降りのしやすさ、脱いだ靴や傘を置く場所なども考えておくと、雨の日もスムーズです。

ベッドの展開なども、なるべく車外に出ないでできる作りにしたいものです。

必要な装備

サブバッテリー、ギャレー、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、FFヒーター、テレビなど、キャンピングカーの装備はどれも魅力的ですが、その分車内は狭くなってしまいます。

どの装備が必要かわからなければ、まずは、素の状態で車中泊をしてみることをおすすめします。そうすると、自分に必要なものがわかってきます。

車中泊のスタイルや考え方は変化していくので、後で欲しくなるものもあるかもしれません。後から追加するのが難しい装備は、思いきって早めに付けてしまいましょう。

8ナンバー登録をしてキャンピングカーを作るような場合は、構造要件を満たせるように、車内のレイアウトをさらに細かく考えなければなりません。

memo
昨今の状況では、調理をしなくてもシンクがあるといいかもしれません。

3. 軽量な材料を使う

強度が必要な部分や、あまり高額な材料は別ですが、材木など、少しのコストの違いで済む場合は、なるべく軽い材料を使うようにしています。

ひとつひとつの重さはたいしたことがないかもしれませんが、塵も積もればです。

燃費が多少落ちるのはしかたないですが、車重が増えると、ブレーキの効きが悪くなったり、特に重心の高いクルマでは、風に煽られて横転しやすくなります。キャンピングカーの横転事故のニュースもよくみかけますね。

リツくん

クルマの運動性能はできるだけ落としたくないものです。

4. DIYのアイデア

ほかの車種も参考にする

自分の乗っているクルマの情報だけを探しがちですが、ほかの車種についても調べてみると、いいアイデアが見つかることもあります。N-VANのルーフインナーラックなんかは、いろんな車種に流用できそうですね。

わからないことは調べる

わからないことはとにかく調べましょう。調べていくうちに今まで知らなかったことが見つかり、新しいアイデアも湧いてきます。

行き詰まったら、ゼロから考える

取り付けや構造など、考えが行き詰まったときは、その考えは保留して、ゼロから考え直すのもおすすめです。

いろいろと考えていくと構造が複雑になりがちですが、シンプルな案が思い浮かぶかもしれません。

人に意見を聞く

人に意見を聞くことはとても大切です。自分では思いつかなかったアイデアや解決策をもらえることはよくあります。

人に頼ることも同じように大切です。一人でできることには限界があります。人に話すことで考えがまとまることもありますね。

リツくん

僕は、いつも頼りっぱなしです。

5. 作業する上で

試せることは試す

穴あけひとつにしても、思い込みでサイズを間違えてしまうこともあります。

本番の前に、試せることはなんでもやっておくと失敗を減らせます。

結論を急がない

「ここはどうしようかな?」と考えが決まらないこともありますね。

そんなときは、結論を出さずにできるところまで作業を進めていくと、そのうちに、新しいアイデアが浮かんだり考えが決まることもあるでしょう。

6. 失敗したときは

車内が微妙に歪んでいて、作ったものが合わなかったり、走ってみたら問題が起きたりと、クルマのDIYでは思い通りにいかないこともよくあります。

完璧を求めることは悪いことではないと思いますが、最終的な目的は、完璧に作ることではなく車中泊を楽しむことです。小さな失敗は気にすることはありません。

失敗することはあるので、気を取り直してまた頑張りましょう。

さいごに

クルマのDIYをするときに、気を付けているポイントを紹介してきました。

クルマは走るものですので、屋内で使う家具と違い、振動などの影響を受けてしまいます。DIYするときは、走行中のことも意識しておくといいかもしれません。

これから、キャンピングカーや車中泊仕様のクルマを作ろうと考えている方の参考になれば幸いです。