NV200に、折りたたみテーブルをDIYして取り付けました。
車中泊するときに、スマホや飲み物など、ちょっとしたものを置けるテーブルがあると便利ですね。
取り付けは、ラゲッジのユーティリティナットを使ったので簡単に固定することができました。
折りたたみテーブルに使った材料
天板の材木
天板の材木は、15mm厚のフローリング材を使いました。テーブルトップに使うには、最低このくらいの厚さが必要だと思います。
今回は、車に張った羽目板と雰囲気をそろえるために無垢材を使いましたが、集成材のほうが木が反りづらくて、おすすめです。
NV200 車のスライドドア、テールゲートのトリムパネルを羽目板で板張りにしましたワンタッチ折りたたみ棚受 タッチポン
折りたたみ式の棚受は、TANNERのタッチポンを使いました。サイズは200mmです。
タッチポンは使い勝手がよくて、テーブルを軽く持ち上げるだけで展開でき、たたむときは、先端のレバーを押して収納するので、指を挟むような心配もありません。
なにより、たたんだときの厚さが14mmしかないので、狭い車内でも邪魔になりません。
天板の制作
材木のカット
天板のサイズはW710xD210mmくらいで作りました。板をならべてカットする線をけがきます。
丸ノコで切りたいところですが、持っていないのでジグソーでカットしました。
ジグソーで直線を切るときは、適当なガイドを使って、ゆっくり刃をすすめるように気を付ければ、きれいに切ることができます。僕は、定規をクランパーで固定してガイドにして切りました。
リツくん
面取り加工
普段、手で触れる部分なので、角はC1くらいで面取りしました。やすりを使って手作業です。
反り防止のステー取り付け
無垢の木は反りやすいので、反り防止用に鉄のステーを付けました。
通常、反り止めは、L型やコの字型の金具を溝を掘って埋め込むのですが、テーブルの板厚が薄いのでフラットなステーを使いました。
のぞき込まないと見えない場所ですが、ステーはツヤ消し黒で塗りました。
テーブルの裏面にねじ止めします。
折りたたみテーブルの取り付け
棚受 タッチポンの固定
テーブルの取り付けはラゲッジユーティリティナットを利用します。サイズはM6です。
タッチポンにちょうどいい穴があいていたので、無加工で固定できました。
固定は、超低頭ボルトを使用
普通のボルトで取り付けたら、ボルトの頭がタッチポンのバネと干渉してうまくたためなくなったので、超低頭ボルトを使いました。(本来は、固定に使う穴ではないので仕方ありません。)
ユーティリティナットはそこそこの強度があるので、固定はここだけでも大丈夫そうです。しばらく様子をみて、下の羽目板にもねじ止めするか考えます。
ちなみに、NV200のウエスト部のユーティリティナットの耐荷重は3kgということです。タッチポンの耐荷重は2本で40kg。
参考 NV200バネットのこんな機能知ってますか?千葉日産 法人課:ブログ天板の固定
固定したタッチポンに天板を乗せて位置を決め、付属のトラスねじで固定します。
完成
ベッドを置いたときも展開できるように、小型サイズで作りましたが、ちょっとした小物を置くには十分な大きさです。
収納時の出っ張りも少なめです。
リツくん
テーブルの展開、収納の様子を動画にしてみました。
無垢材を使ったので加工が少し必要でしたが、集成材を使ってホームセンターなどでカットしてもらえば、簡単にテーブルが付けられます。
完成後に塗装をしました。
車内に張った羽目板を水性ステインとクリアーペーストグレーズで塗装走行中にテーブルが開いてしまう対策
テーブルを取り付けて走っていると、意図せずにテーブルが開いてしまうことが何度かありました。
きつめのカーブや、お店の立体駐車場をぐるぐると回って登っていくときなど、横Gがかかるときです。
走行中はテーブルが開かないように何かでロックすればよいのですが、それだと手軽さが失われてしまいます。
マグネットでたたんだ状態を保持
使うたびにロックを外して…、ということは避けたかったので、少し考えて、マグネットでたたんだ状態を保つことにしました。
使ったのは、100円ショップのネオジムの超強力マグネットです。
タッチポンをたたんだときに、鉄のフレーム同士が触れる部分があるので、そこにマグネットを取り付けてみます。
マグネットはちょうどいい強さで、軽く触ったくらいではテーブルは開かなくなりました。テーブルを使うときも特に違和感はありません。
マグネットは、フレームの目立たない場所にテープで貼り付けました。
その後、テーブルが開いてしまった場所を通る機会があったので、強めに横Gをかけてみましたが、問題はなさそうです。
リツくん